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エネルギー源としての「グルコース(ブドウ糖)」は、その分子が多数結合すると、動物では枝分かれ構造の高分子である「グリコーゲン」に変換されて貯蔵されます。植物では「でんぶん」が相当します。

グリコーゲン」は主に骨格筋と肝臓で合成され、体内の過剰な糖質(グルコース)を一時的に貯蔵する役割があります。グリコーゲンには、直接的にグルコース(ブドウ糖)に分解されるという利点があります。余分な糖質を貯蔵する方法として、ほかに「脂肪」や「アミノ酸」に変換されます。

実は、体内ではグリコーゲンが貯蔵される優先順位が決まっています。それにはホルモンの「インスリン」が関与していて、「インスリンヒエラルヒー」と呼ばれています。


インスリンヒエラルヒー


グリコーゲンは、人の体内では以下の優先順番に従って貯蔵されます。

(1) 筋肉
(2) 肝臓
(3) 脂肪細胞

これは、ホルモンの「インスリン」が作用する優先順位によるものであり、「インスリンヒエラルキー」と呼ばれます。「ヒエラルヒー(hierarchy)」とは、「階層(階級)」や「序列」を意味します。

筋肉が多い人ほど太りにくい」と言われるのは、「インスリンヒエラルキー」によって糖質が筋肉に優先的に取り込まれ、脂肪細胞にまで届きにくいので太りにくいためです。


インスリンヒエラルキーとダイエット


筋肉→肝臓→脂肪細胞」というインスリンヒエラルヒーが正常に機能するのは、「インスリン感受性」が良い状態の場合です。「インスリン感受性」とは、簡単に言えば「インスリンの効き具合」を意味します。肥満予防のための重要なポイントは、「インスリン感受性」を維持することだと言えるでしょう。

実際に、体肥満気味の人はインスリン感受性が悪くなっているのです。そのため、肥満気味の人がダイエット中に「チートデイ」や「リフィード」を行うべきではない主な理由の1つとしても挙げられています。なぜなら、摂取する糖質が脂肪細胞に蓄えられやすい状態にあるためです。

筋肉が多い人は太りにくい」のは、インスリンが筋肉に作用する比重が大きいことが大きな要因ですが、インスリンの分泌量を抑えることによっても体脂肪がつくのを抑えることができます。

インスリン感受性を手軽に高められる方法は「筋トレ」です。ダイエットで「リフィード」を行う場合には、前もって筋トレを行うことがオススメです。

また、インスリン感受性を高めるサプリメントとしては、「α‐リポ酸」や「EPA」が挙げられています。


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